ワークショップを開催しようと思って、場所を予約して、SNSで告知もしたのに、どうして人が来ないんだろう?
「当日、誰か来るかな?」と期待して待ってたのに誰も来ず、すごく残念な思いをしたし、次に開催するのがちょっと怖いなぁ・・・。
「ワークショップへの人の集め方」でお悩みの方はとても多いです。集客って難しいんですよね。起業して最初の壁とでも言えましょう。
その壁を乗り越えて、あなたの事業を成長させていきましょう!ここでは考えられる原因と解決策を述べます。
ワークショップを開催しても人が集まらない原因
根本的な原因:ターゲットを想定していない
ワークショップに人が集まらない根本的な原因は「ターゲットが明確でないこと」にあります。ターゲットを明確にしていないと、以下のような問題が起きます
問題① ターゲットが参加しにくい
ターゲットが誰であるかを明確にしていないと、その人たちにとって必要な情報が足りず、「参加したいけれど、できない」状況を招くことにになります。例えば以下のようなことになります。
例:子育て中のママ向けのワークショップなのに、子連れOKか記載がないことで、参加しにくい
例:車が交通手段である人を想定しているのに、駐車場についての記載がない
問題② 場所や時間が適切ではない
ターゲットが来やすい場所や時間を考慮していないと、参加しにくくなります。
例:子育てママ向けなのに、夜に開催されている。
例:ターゲットが住んでいる場所から遠い場所で開催している。
問題③ 集客する場所を間違ってしまう
ターゲットが明確でないと、集客にも影響があります。「チラシを撒こう」となった場合を考えてみましょう。
例:子育て世帯がターゲットなのに、子育て世帯が少ない地域でチラシを撒いている
これでは集客は難しいですよね。ターゲットを明確にすることで、集客をすべき箇所も明確になってきます。
その他の原因
原因④ 予約日が近すぎて集客する時間がない
3週間先にワークショップ日を決めて、場所を予約する
これは当日までの日にちが短すぎて集客できません。チラシの準備もできないので、お店でも告知をしてもらえません…( ;∀;)
集客やその準備を踏まえて、2か月ほど先に予約するのが良いでしょう。なぜ2か月なのかは、後述します。
原因⑤ 集客をしていない
レンタルスペースを予約したけれど、集客をしていないパターンです。
SNSで告知したけれどお客さんが来なかった
はあるあるです!
よほどフォロワーが多かったり、知り合いやターゲット層のフォロワーが多い場合を除き、「SNSで告知したからあとは待つだけ!」では、残念ながら人は集まらないのが現実です( ;∀;)
原因⑥ ワークショップの内容が伝わっていない
モノづくりなどのワークショップは、写真を載せることで「コレがつくれるのね!」と分かりやすいですが、無形のサービス(例えば、ヨガやお悩み相談などのセッション)の場合、内容がよく分からなくて参加できない、ということがあります。また、内容がわからない、ということは、
ワークショップの内容や魅力が十分に伝わっていない
ということでもあります。
ワークショップを成功させるための解決策
「具体的な集客の方法が分からず困っているんだよ」と思われている方も多いと思うので、あなたがワークショップを開催して、人を集めるための方法について書きます。
ワークショップを成功させるまでの道のりを、あなたがやることの流れにそって解説していきます!
解決策①ターゲットと参加人数を決める
あなたがワークショップに来てほしいお客さんについて決めましょう。「子育てママ」だとまだ不明確です。何歳くらいのお子さんがいるのか、家はどの辺なのか、交通手段はなにか、等まで考えましょう。
そして、参加人数を決めます。最初から10人を集める、というのはハードルが高いので、最初は3名とか個別で開催し、ちょっとずつ増やしていくのがおススメです。
解決策②場所を確保する
ターゲットが決まれば、ターゲットが来やすい場所を探して、場所を予約します。
おすすめは2ヶ月先に予約を取ることです。あまり先にすると、お客さんにとって「予定が先過ぎて分からない」とか「予約したけれど忘れていた」と言う事態も考えられるので、私のおすすめは2カ月先で予約をとり、しっかりと集客できる時間を確保することです。
解決策③集客の方法を決めて集客をする
一般的に、集客の方法には以下のようなものがあります。
・SNSで告知
・広告
・チラシをポスティング
・郵便局などで掲示してもらう
・企業や団体と連携
ただ、この記事を読んでおられる読者さんには、SNSでの告知以外は、少しハードルが高いと思いますし、広告などは資金も必要になります。
初期のころは、なるべくハードルを下げて開催することを勧めています。そこで、以下に私がおススメする方法は以下になります。
・SNSでの告知(おすすめ度★★)
・直接お誘いする(おすすめ度★★★★★)
・お店側でも告知してもらう(おすすめ度★★★★★)
・紹介をお願いする(おすすめ度★★★★★)
・ターゲットの家にポスティング(おすすめ度★)
もう少し詳しく書きますね。
SNSでの告知(おすすめ度★★)
これは比較的簡単にできるので、ぜひやってもらいたいですが、これだけだと人が集まらい可能性が高いので★2にしています。
とはいえ、あなたが「お客さんに想定しているフォロワーさん」がたくさんいる場合には有効かもしれません。
SNSで告知しないのは勿体ないので、アカウントがあるならばSNSでも告知をしましょう。
直接お誘いする(おすすめ度★★★★★)
あなたの想定している人を直接お誘いしていきましょう。このとき、チラシがあると便利です。チラシについては後述します。
※もしあなたが初めてワークショップを始めて開催し、不安が大きいのであれば、まずは知人に来てもらいましょう。知人にお試しできてもらい、感想(口コミ)やフィードバックをもらうことを<目的>に初めてのワークショップを開催します。
参加してくれた方には、以下のようなことを聞いてみましょう。アンケートにするのも良いですね。
- 参加してどうなったか(変化)
- その他、良かった点
- ワークショップを知ったきっかけ(SNS、紹介など)
- 参加しようと思った理由
- その他、自由に意見を述べてもらう
また、参加してくれた人が良く知っている方であれば、以下のようなことを参考に聞いてみるのもアリだと思います。よく知っている方であれば、遠慮せず、正直な意見をくださると思うので、とても参考になりますよ。ちなみに、私は以下のようにして、参加しやすい価格を決めました。
- 次回も参加したいかどうか
- もしそうなら、どんな内容がよいか(内容が変わる場合)
- 料金設定や参加のしやすさについてどう感じたか?
お店側でも告知してもらう(おすすめ度★★★★★)
カフェなどで開催する場合は、お店にチラシを置かせてもらえたり、カフェのSNSでも告知してもらえる場合があります。これにより、カフェに来られているお客さんやカフェをフォローしている人たちに周知をすることができます。
カフェに来ているお客さん層があなたの想定しているターゲットに一致している必要がありますが、ぜひ、お店側にも告知をお願いしてみましょう。
(もし、カフェが告知をしているか分からいのであれば提案してみましょう。ワンドリンクオーダーなど、カフェ側にもメリットがあるとお願いしやすいですよ)
紹介をお願いする(おすすめ度★★★★★)
来てくれた人、知人や、お会いして仲が深まった人に、次のお客様の紹介をお願いしてみましょう。また、予約をしてくれた人にも「ぜひお友達と参加してね」というのも良いでしょう。
ターゲットの家にポスティング(おすすめ度★)
おすすめ度は低いですが、ターゲットの家にポスティングしてみるのもアリでしょう。比較的ハードルは低いですし、開催場所が近くなら、興味をもってくれるかもしれません。
ただ、チラシの反応率は「1000枚撒いて1件あればよい」くらいに思っておくと、がっかりせずに済みます。
チラシについて
チラシは用意しておくと、とても便利です。ポスティングのためではなく、お店に置いてもらったり、人を直接誘うためにも使います。
口頭でお誘いするとセールスみたいになってしまいますし、伝えたいことを伝え忘れてしまって魅力が伝わらない、ということも有りえます。
そこで、チラシを見せながら「こんなんするんだけど、興味ある?」と聞いてみましょう。
そうすると、その人の反応によって、「もっと書くべき情報」も分かりますし、どのあたりに興味があり、どの辺が参加できない理由になっているかも見えてきます。
以下に、チラシに書くべき情報について述べます。
書き方について
チラシの書き方は検索をすれば出てくると思うので、そのような形式的なことではなく、最も重要な事だけ書きます。
それは、想定したお客さんが「来たい」と思うチラシになっているか、また、「来たい」と思ったときに「参加しやすい」チラシになっているか、ということです。
例えば以下のようなことをチェックしてみましょう
何をするワークショップなのか一目でわかる
例えば、ハンドメイド作品をつくるのであれば、「コレがつくれます」と言うのがすぐ分かるように写真がある方が良いでしょうし、無形のサービス(ヨガやお悩み相談など)であれば、お客さんの感想や、セッションの流れを載せるなど、「ワークショップに参加すると何が得られるのか」ということを分かりやすく書きましょう。
内容が分からない、ということはあなたの商品サービスの魅力も伝わっていない、ということでもあるので非常にもったいないです。
ぜひ、「何をするワークショップなのか」「ワークショップに参加するとどうなるのか」ということが一目で分かるようなチラシにしてください。
「参加したいけれど、できない」を考える
・日時が合わない
・高い
・遠い
・駐車場があるか分からない
・子連れでよいのか分からない
など、想定される「興味はあるけど参加できない理由」を考えてみましょう。全員に合致する条件は満たせませんので、あなたの想定したターゲットに合う条件で開催できるようにしましょう。
「参加したいけれど、方法が分からない」を考える
「興味がある!」「参加してみたい!」と思っても、参加する方法が載っていなければ参加できません。参加方法についてもきちんと記載しましょう。
ややこしくなく、分かりやすく簡単に書きましょう。この部分はCTA「Call to Action」とも呼ばれ、読者や訪問者に対して特定の行動を促すためのメッセージになります。
例えば、「××××にお電話ください!」とかです。QRコードを載せるなどして、「どんなアクションをとれば参加できるのか」明確にしましょう。
※たくさん入力項目があるなど、あまり複雑だと参加しない理由になっていますので、簡単かつ明確な方法にしましょう!
「チラシを見て参加したい」
最後に余裕があれば、「こんなのもあるんだー。少し興味があるけど、ま、いっか」を防ぐ方法も考えてみましょう。
よくあるのが「このチラシを見た人限定」とか、「クーポンなどの特典」をつけるやり方ですね。そうすると、このチラシを見て参加したくなります。
コレも考えておくとよいよ
その他、「目標売上」や「ワークショップ後の導線」についても考えておくと、より良いですよ!
たとえば、ワークショップは比較的低価格で開催されることが多く、売上高としてはあまり大きくありません。マーケティング的には、ワークショップは「お試し」にあたります。ワークショップであなたの商品サービスをお試ししていただいて、よかったらお教室に通ってもらったり、お店の方に来てもらったり、など、その後の導線も考えておくとより良いですね。
また、毎回の売り上げ目標に対して、結果を記録しておくと、次回の開催のときの作戦を立てることもできます。どうすればお客さんが集まったのか、何がどれくらい売れたのか、値段を変えたらどうなったか、など色々と実験しながら次回の開催に活かしていきましょう!
まずは自分の周りに5人集めよう!
このようにして、まずはあなたのところへ来てくれた少人数の人との信頼関係をしっかりと築きましょう。その方たちがワークショップへの感想をくれたり、次回も来てくれるようなそんな関係がよいですね。
そして、その方たちからどんどん口コミが広がると、少しずつあなたのまわりに人が集まってきます。
最初は大変かもしれませんが、信頼が繋がりを生み、繋がりがビジネスを成長させてくれます。
そのために、まずは3人、そして5人と、少しずつお客さんを集めていきましょう!(こうすることで、「10人は難しいけど3人なら!」と自分自身のハードルも下がります。)
あなたのワークショップが満席になり、お客さんの笑顔が増えることを応援しています!
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