プロフィール

フタバグサ代表
植山百合子

起業ストーリー

大阪府立大学を卒業後、1年半ほど働き、結婚を機に退職。その後、佛教大学の通信教育課程で小学校教員免許を取得するも、3人の子供を育てながら教員をするのは難しいと感じ、教員の道を断念。

3人目の子どもを産んだ直後、在宅ワークを探している時に「主婦起業」という言葉に出会い、「今からでも挑戦したい」と強く思い、起業塾に入ることを決意。自分の商品やサービスが何もなかったため、「塾を売ってもよい」というコースを選び、事業を開始。

しかし、塾生から「値段に対してサポートが薄い」という不満の声が出始め、「自信を持って売れない」「私を信じて入塾した人に失望させたくない」と感じ、退塾。その後、「ビジネスとは何か?」「世の中の企業は稼ぐことしか頭にないのか?」という疑問と探求心から、マーケティングやビジネス理論を学び始める。

学ぶ中で「主婦向けにマーケティングを伝えている人が少ない」と感じ、主婦向けのマーケティングを学ぶワークショップの開催を始める。

参加者と交流する中で、サイト『ままごえねっと』の方向性が見え、現在の形になる。

大切にしていること

起業塾では、クレームや悪評が出始め、それが口コミで広がり、集客が難しくなっていくのを見て、「信頼関係を築けていないビジネスモデルでは、結局自分の首を絞める」ということを痛感しました。

また、ある時、動画のコンテンツを数十万円で販売している男性から「売れた後、お客様がどうなったか知らないし、顔も知らない」と聞いて衝撃を受けました。現在、SNSでは「稼げます」「高額商品」という広告が目立ちますが、その中でも「自動化」という言葉に特に疑問を感じています。動画講座や高額なコンテンツを販売する手法に対して、顧客との繋がりやフォローが欠けていると思うからです。男性の言葉は、「顧客との信頼関係」の重要性を再確認させてくれました。

これらの経験が、私のビジネスで最も大切にしている「人の信頼が繋がりを生み、繋がりがビジネスを成長させる」という信念に繋がっています。私自身も起業塾で大きな金額を払いましたが、生徒一人一人の状況を把握しているとは言えない塾側の対応に疑問を感じました。私が目指すのは、本当に良い商品やサービスを提供し、口コミや紹介によって自然と繋がりが生まれるビジネスです。

現在は、堺市でワークスペースを借りて、主婦向けの勉強会を開催し、本サイト「ままごえねっと」を通じて、個人で働くママに必要な情報を提供しています。私は、ワークショップでビジネス理論やマーケティング理論を伝える際、常に「顧客との信頼関係」がその根底にあることを強調しています。

このサイトで「一方的な情報提供ではなく、ユーザーとのコミュニケーション」を大切にしているのも、これが理由です。たくさんのお客様よりも、お一人お一人の顔や表情の分かるビジネスを目指しています。また、起業初期は特にそれが大切だと考えています。

私が学んできたマーケティングやビジネス理論の知識をお伝えし、ご自身のビジネスについて具体的に考えて頂くことで皆様のビジネスが成長する。そして、皆様のビジネスが成長することで、皆様の商品サービスを購入して喜ぶ人が増える。そんなふうなお手伝いをさせて頂けたらすごく幸せだなと思います。